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Your search : [ author:収蔵 薄松年 白大成 写真·文 魯忠民] Total 867 Search Results,Processed in 0.108 second(s)
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1. 福禄寿
福禄寿は、日本では、長頭短躯、白髪を垂らし杖を手にした延命長寿の神で、七福神の中のおなじみの一人だ。ところが、中国で福禄寿といえば、福神、禄神、寿神という三人一組の神のことで、中国の福禄寿は、幸福と俸禄と長寿をそれぞれ分担している。福は、古来、人びとが追求してやまないもの。幸福、福相、眼福など、中日両国に共通のめでたい言葉が沢山あるが、満足や希望をもたらしてくれる人や神を、中国では福星といっている
Author: 収蔵 薄松年 白大成 写真·文 魯忠民 Year 1991 Issue 10 PDF HTML
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2. 八仙
中国の民間神で、民衆に人気のある神仙グループが八仙で、伝説に富み、芝居や工芸造形の好材料になっている。李鉄拐(りてっかい)、鍾離権、張果老、何仙姑、藍釆和、呂洞賓、緯湘子、曹国舅の道教八仙がよく知られ、めいめいの故事は、唐、宋のころから記載があるが、八人を一組にしたのは元代からで、メンバーは固定していなかった。のちに明代になって呉元黍が書いた『八仙出処東遊記伝』によって八仙が固定された。この八人の
Author: 収蔵 薄松年 写真·文 魯忠民 Year 1991 Issue 6 PDF HTML
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3. 和合二仙
月落ち鳥啼いて霜天に満つ 江楓 漁火 愁眠に対す 姑蘇城外 寒山寺 夜半の鐘声
Author: 年画収蔵 薄松年 写真·文 魯忠民 Year 1991 Issue 8 PDF HTML
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4. 伝説と民芸 かまどの神
かまどの神は中国語で「吐神」と言い、「吐君」「辻王爺」「吐王吐母」「辻君菩薩」などとも呼ばれている。中国の民間信仰のなかで、最も広く祭られている神のひとつだ。昔は、上は天子から下は庶民まで、みなこの神を祭っていたが、現在では、一部の辺ぴな農村にしかこの習慣は残っていない。毎年、農暦の十二月二十三日か二十四日になると、人びとは台所の蛙神の画像の下や位牌の前に、酒、お菓子、果物などを供え、年長者から順
Author: 収蔵 薄松年 写真·文魯忠民 Year 1992 Issue 1 PDF HTML
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5. 財神―お金もうけの神様
ひとむかし前まで、中国民間信仰の神様たちの中で、この財神ほど人気のあった神様もいないだろう。お金のきらいな人はいないのだから、もっともな話である。大みそかの夜になると貧しい家の子どもや宿なし、乞食などが財神を印刷した年画を持って家から家へ、商店から商店へと売って歩いたものだ。「財神様がおいでだよ!財神様だよ!」。わざわざおいで下さった福の神に玄関払いを食わせる人がいるだろうか。でまあ、一枚また一枚
Author: 収蔵 薄松年 写真·文 魯忠民 Year 1992 Issue 7 PDF HTML
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6. 関聖帝君
日本の若い友人が、中国古代の人物の中では、三国の関羽をいちばん尊敬しているといった。関羽は、中国でも人気があり、関聖帝君とか関帝と呼ばれて、民間信仰の対象となっているほど崇拝されている。中国の廟の中で最も数の多いのが関羽をまつる関帝廟だ。清代の北京には、関帝だけをまつる廟と、関帝を主にして他の神仏もまつる廟が、合わせて百十六あり、北京城内のあらゆる廟宇の十分の一を占めていた。当時、北京の九つの城門
Author: 収蔵 白大成 写真·文 魯忠民 Year 1991 Issue 9 PDF HTML
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7. ねずみの嫁入り
魯迅は、正月十四日の晩は、ねずみの嫁入りの行列が見たくて、いつ始まるかいつ出てくるかと眠れなかったと、浙江省紹興での幼年時代を回想している。ねずみの嫁入りの話は中国各地にあり、山西省では、暮れの二十三日に神々が天に上ってしまうと家ねずみが活動をはじめ、吉日を選んで婚礼をするので三、四日のあいだはどの家でもオンドルの煙突のあたりで、毎晩、花嫁行列の笛や太鼓の音が聞こえるとされる。江西省では、元旦がそ
Author: 収蔵 薄松年 文 魯忠民 Year 1991 Issue 2 PDF HTML
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8. 劉海、金婚と戯れる
民間の年画や切り紙や刺繍などに、こんな絵柄をよく見かける。一人もしくは一対のまるまるとした子どもが、赤や緑の服を着てにこにこしながら、手に銭差しに通したお金をもっている。それに足が三本の金蠣(きんせん。金のガマ)、縁起物の珠玉、はすの花、梅の花などが付きもので、なんともにぎにぎしく楽しさいっぱいだ。これが「劉海、金蠣と戯れる」の図である。劉海は有名な道教の神さまだ。しかしもとはといえば実在の人物で
Author: 収蔵薄松年写真·支魯忠民 Year 1992 Issue 9 PDF HTML
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9. 福禄寿三星(フールゥショウサンシン)
新年に幸せを願う民間美術ではよく福、禄、寿の三神を合わせて、「福禄寿」または「福星、禄星、寿星の三星」などと呼んでいる。三星とはそれぞれ福運、官禄(俸給)、長寿を表す。人々に好まれていて、とりわけ春節(旧正月)になると、多くの家では新しい三星の年画(めでたい神像などを印刷したもの)を壁に貼る。ここでいう「福」には「財運」も含まれる。民間年画『天官賜福』(天官から福を賜る)の天官は最もよく知られる福
Author: 年画収蔵·薄松年 文·魯忠民 Year 2003 Issue 2 PDF HTML
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10. 門神(メンシェン)
勇敢な武将が家を守る春節(旧正月)の時期に、中国各地の人々は、家の門戸に「門神」(メンシェン)を貼る習慣がある。史書には早くから、年初めに「神荼」「郁壘」「神虎」などの神像を門戸に描き、厄(やく)を除けたと、記載されている。宋代以降になると、木版印刷の神像が流行し、そのスタイルや数がますます増えた。初期のころは武将の像が主であったが、明·清代以降になると、「文門神」(文官の神)など各種のスタイルが
Author: 年画収蔵·薄松年 文·魯忠民 Year 2003 Issue 4 PDF HTML